誰の所為?
この世界が崩れ去るならそれは 誰の所為ですか?
誰の所為?
この世界が全て紛い物だとしたらそれは 誰の所為ですか?
誰の所為?
この世界が色を無くして崩れ落ちるならそれは 誰の所為ですか?
もしそれが全て貴方の所為だったとしたら
僕は如何したらいいですか
□□□君に死神の口付けを□□□
「お父さん・・・」
「駄目だからな」
「お願いだから・・・」
「くっ・・・!頼むからそんな目で見ないでくれ!お父さんは誘惑に負けそうだ!!」
「お願い・・・」
「でも駄目だからな!熱が下がるまでは登校禁止!・・・お父さんだってなぁ・・・・・」
ふっと僕の上から影が退いた
「お前に意地悪したいわけじゃないんだぁぁぁぁ!!!真咲ィ・・・の目が冷たいよ・・・!!」
「がっこう・・・」
お母さんの(馬鹿デカい)遺影に手をついて反省猿みたいな格好をしてるお父さんの背中から目を離す。
「(一護・・・どうしてるかな)」
「それじゃお父さんはお仕事だからな!・・いいか!ぜぇぇぇったいに外出禁止だからな!!」
「・・・いってらっしゃい」
「おう!世界一のイケメン医師の勤務物語が今!幕を開けるぅぅ!全軍!突撃ィィィィィ!!!」
そう叫ぶと、お父さんは飛び出して行った。
きゅるる
「悪かったーーーーーー!!!お父さんが悪かった!朝ご飯食ってなかったんだよな!今買ってくる!!」
「・・・・・・・・いってらっしゃい」
「7度5分って学校休まなきゃいけないのかな」
午前8:30 体温計を見つめながら呟いてみた。
■
「ごめんなさい」
「全部わたしが悪いの」
「君を縛り付けてしまったから」
「でもね わかって」
「こうでもしないと君は暴走するでしょ」
「君が君自身を傷つける前に」
「わたしが君を傷つけるの」
「許してね」
■
「ー?」
かちゃり、と部屋の扉を開けながら声を掛ける
「お父さん昼飯持ってきたんだけどなー・・・?」
どうも寝てるみたいだ。布団がこんもりと盛り上がっている
「まー無理してないみたいだしな・・・ここに置いてくからなー?」
ことん、とベッドサイドに炒飯の入った皿を置いて、部屋を出た
窓の外で、その行動を見つめている者がいるとも知らずに。
「人間は 馬鹿だよ」
■
「う、ッぁ・・・・っぅ・・・っぐ」
口の端から、鮮血が流れ落ちていく
「ふっぁ・・・ぅぇえ・・・・」
ひとすじ、という量では無い。
「ごぷっ・・・う・・・・・ごほっ・・・ッぁあぁああ」
途中で水で流すのを諦めてしまうほど。
「いち、ご・・・・っるし・・・ぃいい」
咳き込みながら、せり上がってきたモノを吐く
どろりとした真っ赤な液体が、ぼたぼたと嫌な音をたてて 無機質な表面を叩く
「・・・めん ・・ さ」
足元から崩れ落ちる感覚
「ごめん・・・なさ・・ぃ」
霧散する ような
「ご―――めん・・・・なさいぃぃ」
吐き出すものとは対照的な 真っ白な存在に
「ぅ、えっ・・・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・・・ごめんなさい・・・」
許しを請う、わけではなく
「ごめ―――っ」
ひゅ、と吸い込んだ空気に血の匂いが混ざっていて
思わず
膝から床へと倒れこんで
「ごめんなさい・・ごめんなさい、ごめんなさい っめんな、さい」
伝い落ちて染みをつくる紅には気にも止めずに
「ごめんなさい・・・・・、して・・・・・ごめ・・・」
そのまま意識は純白に沈む。
>>
(07-01-21)